有名ドラマの名台詞
「私、失敗しないので」という決めセリフのドラマが大ヒットしていました。
不透明な時代にあって、誰もが確たる自信を持ちにくい状況下では、確かに胸のすくセリフでした。
ただ、あのドラマで私たちが感動を覚えたのは、セリフ自体ではなかったと思います。それは、セリフ以前の主人公の努力や苦悩、準備であり、その結果として必然的に失敗の要素を無くしていくプロセスにあったように思います。
行動十針「失敗について」
当社では、トンボ飲料 行動十針を掲げています。
その一つ「失敗について」という項目で、以下のように共有しています。
➀失敗を恐れるな、チャレンジこそ尊い。恥ずべきは、その失敗を糧にできないことである。
➁自らの誤りを認める勇気は崇高である。
成功の陰には、数えきれない失敗がある。失敗を漫然とするのではなく、次に活かす。同じ失敗を繰り返さないことが大切です。
失敗は成功の基
人類が英知を蓄積してきた歴史を振り返ると、ロジカルに必然的に英知に近づけたという訳でもないようです。むしろ、失敗の過程や繰り返しの中で偶然に良い結果を得られて、そこから課題への道を遡るということが多いそうです。
ということは、成功するためには、より多くの失敗を重ね、その結果を活かせるかどうかにかかっているといえます。
他者の失敗例も糧に
ところで、自分ができる失敗は回数も時間も限られています。であれば、もし他者の失敗を自らの経験として活用できるなら、その分だけ成功へのゲートは開いてくるはずです。
組織内外の多様性のある意見に心を開きたいものです。